発表会、コンクール、試験など、本番を控えている方へ
・数か月前からできること
・数日前からできること
・本番直前にできること
についてそれぞれまとめました。
本番前のチェック事項として参考になれば嬉しいです。
数か月前からできること
楽譜をつくる
暗譜をしないで弾く可能性がある場合は、本番用楽譜を前もって作成し、楽譜に慣れておきましょう。
楽譜に目が慣れていないまま演奏をすると、ハッとした時にミスをしてしまう可能性があります。
楽譜が途中で倒れて落ちてこないよう丈夫に作ることも大切です。
譜めくりの方がいる場合は、譜めくりのタイミングなどを予め話し合っておきましょう。
着用する衣装や靴を確認しておく
当日着用する衣装にシミや汚れがついていないか、サイズは合っているか、靴の状態は大丈夫か、などを念のため確認しておきましょう。
クリーニングや靴の修理には時間を要することもあるため、前もって確認しておくと安心です。
また、当日着用する衣装や靴を身につけて何度か練習しておくことをおすすめします。
体調管理を怠らない
頑張りすぎて体調を崩さないよう、最低限の生活リズムを心掛けよう。
また、手指のケガは普段以上に気をつけたいところです。
録音・録画して練習
普段のレッスンに加えて、自身の演奏を録音または録画してみると、自身の演奏を客観的に捉えることができ、新たな気づきにつながります。
会場場所の確認
会場場所を確認しておこう。
必要な場合は会場併設の駐車場とその近隣駐車場なども確認しておくと安心です。
予約を済ませておく
航空券やJR切符、宿泊先などが必要な場合は、早めに予約を済ませておくとお得に購入できます。
当日のスケジュールを把握しておくためにも、前もって予約することをおすすめします。
数日前からできること
爪のお手入れ
こちらは普段から気をつけている方も多いかもしれません。
本番で長すぎたり深爪したりすることのないよう、爪を切っておきましょう。
イメージトレーニング
本番の緊張を和らげるためにも、集中力を高めるためにも、イメージトレーニングはとても大切です。
自分がステージに立ち、演奏しているところを頭の中でイメージしながら練習すると良いでしょう。
持ち物の確認
当日の持ち物を確認しておこう。
衣装や靴、受験ハガキ、楽譜、購入済みのチケット類など、忘れ物がないように鞄などに入れて準備しておきましょう。
本番直前にできること
手を温める
特に冬はカイロなどで手を温めておくと良いです。
軽く身体を動かすと筋肉もほぐれてリラックスできます。
深呼吸を忘れない
緊張すると肩が強張ったり、肩に力が入りやすくなったりします。
特に吐くことに意識を向けると体全体の力が抜けやすいのでおすすめです。
できるだけゆっくり、長く吐くことを心掛けてみてください。
お手洗いを済ませる
舞台裏に呼ばれて、お手洗いに行きたくても行けない事態になってしまわないように、お手洗いは行けるときにきちんと済ませておきましょう。
予め舞台裏に呼ばれるタイミングや自分の順番を把握しておくことが必須です。
ポジティブに考える
当日は他の人の演奏がすごく上手に聴こえることがあります。
そんな時、自分より上手…などとネガティブ思考にならないよう、できるだけポジティブなことを想像してみると良いです。
人によりますが、緊張している場合は少し大袈裟なくらいでちょうど良いかもしれません。
緊張を自覚する
緊張した時に焦らないことが大切です。
「緊張することは当たり前」という意識でいると、緊張した時に「どうしよう」ではなく、「緊張しているな」と受け止めることができます。
緊張しないようにするのではなく、緊張を受け止めてあげるのも一つの方法かもしれません。
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以上、「本番前にやっておくと良いこと」のご紹介でした。
いろいろと記述しましたが、手指のケガは些細なことで簡単に傷ついてしまうので、あまり神経質になりすぎず、生活上、仕方のないことと割り切ってしまうのもアリだと思います。
本番前の準備に何か参考になれば幸いです。
良い本番を迎えられますように☆ by鍵ばん子