受けてみる?ヤマハグレード、カワイグレードってこんな感じ!

ヤマハグレード,カワイグレード,ピアノグレード試験,級,コース,受験料,難易度,レベル,グレードの種類についてご紹介。 雑記
スポンサーリンク

今回はピアノグレードで最もポピュラーな、ヤマハグレードとカワイグレードの違いについて取り上げたいと思います。

初めてでよく分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

ヤマハグレードとカワイグレードの共通点

まずは、ヤマハグレードとカワイグレードの共通点についてお伝えします。

それは、どちらも大きく分けると、
・「学習者」のためのグレード
・「指導者」のためのグレード
の2つがある、ということです。

学習者のためのグレード

「学習者」のためのグレードは、基本的にその教室に通う生徒が受験できます。

ただし先生がヤマハ会員、カワイ会員の場合や特約店教室の場合は受験できることもあります。

どちらにせよ「学習者」のためのグレードは、学習意欲の向上が目的ですから、そのグレードに詳しい先生につくことが1番です。

できるだけ早いうちから成功体験を積み、多くの本番を経験することはピアノ学習者にとって大変重要なことと思います。

加えて自信をつけること、度胸をつけることはピアノに限らず、どんな場面でも生かせることでしょう。

指導者のためのグレード

一方で指導者のためのグレードは、その教室に通っていない方でも受験できます。

ここからは一気にレベルが上がり難しいです。

落とすための試験なんて言われたりもします。

ですがこの場合も、その教室でグレード対策を受講し努力すれば受からないこともありません。

本気で合格したい方は、試験官をされている先生につくのが1番でしょう。

ヤマハとカワイで級や内容は違いますが、受験資格に年齢制限がないこと、飛び級受験は不可という点は共通しています。

指導級は「合格者なし」ということもあり、2級になるとかなりハイレベルですが、3級でもかなり上級といった印象です。

ヤマハグレードとカワイグレードの違い

ここからは、ヤマハグレードとカワイグレードの違いについて解説します。

級について

ヤマハでは6級までが学習者のためのグレードで、5級以上が指導級になります。

一方カワイでは7級までが学習者のためのグレードで、6級以上が指導級です。

ヤマハの場合

5級以上指導級
10〜6級学習者グレード
13〜11級初期の学習者
基礎グレード幼児科在籍生

カワイの場合

6級以上指導級
15~7級学習者グレード
16級初期の学習者

学習者グレードに関しては、学習意欲の向上が目的のため、落ちることは少ないですが、当然級が上がるにつれて審査も厳しくなります。

受験の種類

次に受験の種類(コース)についてです。

ここからは学習者のためのグレードに要点を絞って解説していきます。

ヤマハ(6級まで)
AコースBコース
①自由曲
②課題曲
③初見演奏
①自由曲
②初見演奏
③伴奏づけ(10 ~8級)
 即興演奏(7・6級)
④聴奏

Aコースは演奏中心、Bコースは総合的な内容となっています。

カワイ(7級まで)
区分Aサウンドツリー
区分Bこどもピアノアルバム
バイエル、メトード
区分Cカワイ教材以外のテキスト

教材によって区分が分かれています。以前は区分A、Bの2種類でしたが、数年前に区分Cが加わりました。どれも演奏課題です。

ヤマハはAコースとBコースのどちらかを、カワイは区分A、B、Cの中から選択して受験します。

受験料について

今現在の受験料を載せてみました。

受験される際はぜひご自身でチェックしてみてください。

ヤマハ

受験料(税込)
13~11級1,650円
10級4,950円
9、8級6,050円
7、6級7,150円

カワイ

受験料(税込)
16級無料
15級2,310円
14級2,860円
13級3,410円
12級3,740円
11級3,960円
10級4,180円
9級4,510円
8級4,730円
7級4,950円

難易度について

気になる難易度についてですが、どちらも違う試験のため、難易度を比較することは難しいです。

ただ同じ曲が課題曲として上がっていましたので参考程度に載せておきます。

カバレフスキー
トッカティーナOp27-12

ヤマハカワイ
7級8級

ベートーベン
エリーゼのために

ヤマハカワイ
6級7級

このように同じ曲でもカワイの方が難易度が高めの設定になっています。

しかしヤマハでは演奏以外のテストもありますから、やはり何とも言えません。

ヤマハグレードの種類

加えて、ヤマハでは以下のようなグレード試験が実施されています。

ヤマハピアノコンサートグレード

演奏の表現力が評価される、まさにコンサート形式のグレード試験。

子供はもちろん、大人にも人気の試験です。

ただし開催地が都市部のため、残念ながら地方組には縁がなく知名度はあまり高くありません。

今後開催地が広がると良いですね。

エレクトーン演奏グレード

ヤマハでお馴染み、エレクトーンのグレード試験です。

管楽器演奏グレード

楽器はフルート、サックス、トランペット、クラリネットです。

クラシックギター演奏グレード

クラシックギターのグレード試験です。

ドラムの演奏グレード

ドラムのグレード試験です。

カワイグレードの種類

続いて、カワイ独自のグレード試験についてご紹介します。

ドリマトーングレードテスト

カワイでお馴染み、ドリマトーンのグレート試験です。

※現在ドリマトーンの生産は終了しています。

おとなのグレードテスト

クラシックピアノ、ポピュラーピアノ、ドリマトーンの中から選択できます。

大人の生徒のためのグレード試験です。

※ ※ ※ ※ ※

以上、ヤマハグレードとカワイグレードの違いについてでした。

それぞれ違いはあるものの、長年ピアノ教育を研究されてきた機関に変わりはありません。

何か目標を持って取り組みたい方は、ぜひ参考にしてみてください♪

※受験内容は変わる可能性があります。受験を検討される場合は最新情報のチェックもお忘れなく☆